下町ロケット 2013年3月1日
2010年刊行の池井戸潤著作の小説。
2011年上半期に直木賞を受賞しており、山本周五郎賞候補作品です。
2011年にWOWOWにて連続ドラマ化、2012年にTBSラジオにてラジオドラマ化された話題作。
本作は東京大田区の下町、中小企業が、
国産ロケットエンジンのバルブシステムを開発し供給するまでの苦闘を描いている。
ロケットに関わるシーンは少ないが、町工場と大企業の特許をめぐる攻防を描いており、
どこにでもいる普通のサラリーマンたちが活躍する物語であるため、
弱小企業が巨大企業に挑戦するための越えなくてはならない幾多のハードルを、
現実的に描き出しているところがリアルでおもしろいと評価が高い作品です。
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