ゴルフうんちく(90度ルール) 2014年3月27日
みなさん、「90度ルール」ってご存知でしょうか。
今回はこの「90度ルール」について少しご紹介いたします。
最近、多くのゴルフコースで乗用カートが導入されていますよね。
乗用カートには、決められたルートを自動で走行するリモコンタイプと、プレーヤー自身が運転して、
場合によってはフェアウェイも走行できるタイプがあります。
プレーの利便性という点では、圧倒的に後者が有利ですね。
しかし、乗用カートでフェアウェイを走行すると、芝にかかるストレスも大きく、
特に雨の日の翌日などはダメージが大きいようです。
ボールのあるところまでカートで近づける利便性と、コースの保護を両立させるための走行方法、
それが「90度ルール(90-degree rule)」で、最近は日本のコースでも採り入れるところが増えているようです。
90度ルールが適用されている場合、プレーヤーは基本的にカート道路の走行が義務付けられており、
ボールの真横の地点まで来たら、そこから直角に曲がってボールのところまで行き、プレーし終えたら
また真っすぐカート道路まで戻る。
これを繰り返すことで、フェアウェイへのダメージを最小限に抑えることができるというわけです。
ちなみに、日本でリモコンカート(プレーヤーが自由に運転できないタイプ)が多いのは、
主に安全面を考慮してのようですが、4人乗りカートを導入しているコースが多いということも要因のひとつ。
4人乗りカートは、海外で一般的な2人乗りカートに比べてはるかに重いので、
芝に対するダメージを考慮すると、フェアウェイ乗り入れを許可することが難しいようです。
「90度ルール」が適用されているゴルフ場に行く機会があったら、
90度ルールの意味を理解して、快適なラウンドをしたいと思います。