健康を考える日常的かつ根源的な発想のひとつに、「医食同源」があります。バランスの取れた食事をすることは、健康への第一歩です。今回は、体調やメンタルヘルスに大きな影響を与える食事バランスについて、改めて確認をしてみましょう。
日ごろの食事を思い出しながら、下記の項目から当てはまるものをチェックしてください。
さて、15項目中いくつできましたか?
今回のチェックでは、食生活における炭水化物の平均摂取量を推定しています。炭水化物は体や脳にとって主なエネルギー源となる大切な栄養素で、主に食品に含まれる糖質を指します。炭水化物の量は、少なすぎても多すぎても体調やメンタルヘルスに影響を及ぼすため、バランスよく摂取することが健康的な生活への第一歩となります。一日の理想的摂取量としては、摂取エネルギー全体の60%±10%が良いとされています。
■0〜3の方
炭水化物が多すぎる食生活ではないようですが、ひょっとすると炭水化物の量が足りていないかもしれません。炭水化物が少なすぎる状態が続くと、体が疲れやすくなったり体力が低下したりします。また、脳にとってエネルギー源となる栄養素は、炭水化物のひとつ・糖質だけです。糖質が不足すると思考力が低下するだけでなく、極端な糖質不足は意識障害などを引き起こす可能性があるので、気をつけましょう。
■3〜5の方
炭水化物はやや多めの食生活かもしれません。が、米や穀物を主食とする日本人は、どうしても炭水化物が多めに偏りがちです。炭水化物は、ビタミンやミネラルと組み合わせると吸収のスピードを抑えられます。炭水化物を多く含む米や穀物類(ごはん、めん、パン)だけの食事はできるだけ避け、おかずもきちんと取るように心がけましょう。
■半分以上の項目があてはまる方
食生活における炭水化物の量が多すぎる可能性が高いので、この機会に食生活を見直してみてはいかがでしょうか? 炭水化物が多い食生活を続けることは、肥満や生活習慣病の危険性を高めます。また、脂肪肝や動脈硬化などを引き起こす原因にもなりかねません。炭水化物を多く含む米や穀物類(ごはん、めん、パン)だけの食事を避けるのと同時に、甘いものや果物、清涼飲料水の取りすぎなどにも気をつけましょう。緑黄色野菜や肉、乳製品などバランスよく摂取することが大切です。
こちらのコラムを参考にまずは食事を見直しましょう。
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