1週間の総運動量を分で入力してください。
さて、何点になりましたか?
厚生労働省は2006年に、生活習慣病予防に向けた「運動ガイドライン」を発表しました。1週間の総運動量の目安とともに、生活活動による運動とスポーツなどによる運動の両方を含む生活習慣が推奨されています。また、1日1万歩目安という歩行数は、健康的な生活の指針としてよく知られるようになりました。
「運動ガイドライン」の詳細や日常生活における効果的な運動法などについて、具体的に知りたい方は担当ドクターにご相談ください。
■7点以下の人は、「深刻な運動不足です!」
現状では1週間あたりの運動量が、目安の半分にも達していません。場合によっては死にいたることもある生活習慣病を予防するためには、すぐにでも習慣を改善し、生活のなかでの運動量を増やす必要があります。
いきなり激しい運動に取り組むのではなく、習慣的な運動を少しずつ増やすことが大切です。まずは現在よりも毎日10分(約1,000歩)多く歩く生活を意識しましょう。
昼休みや仕事終わり(学校終わり)などに近所や名跡などを散策することは、運動不足解消に役立つととともに、その土地をよく知ることにもつながります。少し運動量が増えた生活に慣れてきたら、その土地ならではのスポーツにチャレンジしてみるのもいいでしょう。
■8〜14点の人は、「かなり運動不足ぎみです!」
現状では1週間あたりの運動量が、目安の半分程度に過ぎません。生活習慣病を予防する健康的な生活には、現在の2倍以上の運動量が必要です。
生活習慣病には、命を脅かす危険を伴う脳卒中や心臓疾患なども含まれます。リスクを軽減するために、生活のなかでの運動量を意識することが大切です。具体的には、1日1万歩歩くことやスポーツと親しむ習慣をつけることなどを、頭の片隅に置くようにしてみましょう。
楽しみながら日常的な運動量を増やす工夫としては、習慣的な散歩や観光によって滞在中の地域をよく知ることや、スポーツを通じてその国の文化と親しむことなどが挙げられます。無理をせずに運動量を増やせるように、今よりも少しアクティブな生活を心がけるようにしてください。
■15〜23点の人は「もうちょっとがんばりましょう!」
現状では1週間あたりの運動量が、目安の3分の2程度にとどまっています。やや運動不足ぎみな状態が長く続くことは、生活習慣病予備群への第一歩です。
健康的な生活のためには、生活のなかでの運動やスポーツをする習慣を増やす必要があります。「健康のため」と強く意識するのではなく、楽しく無理なく運動を増やす習慣をつけられるような工夫が大切です。
日常的な運動対策としては、1日のうちに歩く時間を10分程度増やしたり、ランニングや筋力トレーニングなどに取り組んでみたりしてはどうでしょうか。週末や夜などに地元のスポーツに参加したり、徒歩やサイクリングによる観光を意欲的にしたりすることも、楽しい運動習慣を身につけるのには効果的です。
■23点以上の人は、「優秀です!」
厚生労働省発表の「運動ガイドライン」の目安は、クリアしています。
なお、「運動ガイドライン」では、スポーツなどの活動的な運動を推奨しています。スポーツの習慣がない人は、ぜひ取り入れるようにしてください。比較的取入れやすいものとしては、サイクリングやランニング、運動を強く意識した早歩きや山登り、筋力トレーニングなどがあります。週末などに、やや強めの運動を行う習慣をつけると、より健康的な生活を送ることにつながります。
また、健康的な生活には、運動と食事のバランスも重要です。運動の効果や食事のバランスについて考えることは、より健康的な生活への第一歩となります。
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