自分でもうすうす気づいているのに、なかなか認めたくない異変のひとつに「耳の聞こえ」があります。「耳の聞こえ」はもともと疲れなど体調によっても変化しやすい面があるだけに、多少聞こえづらくなっても「疲れているだけ」などと言い訳しがちです。しかし難聴は早めの処置を怠ることで、手遅れになることも少なくありません。
「耳の聞こえ」具合について、下記の項目から当てはまるものをチェックしてください。
今回のチェックで計っているのは、「難聴」です。一言で「難聴」と言っても、高い音が聞こえにくくなる場合や低い音が聞こえにくくなる場合、音がぼやけて聞こえる場合、耳鳴りが伴う場合など、症状はさまざまです。加齢や薬物による難聴は改善することが難しいとされていますが、その他の難聴は早めの対処で進行を防げる可能性があります。「最近ちょっと聞こえにくいかも?」と思ったら、早めに担当ドクターにご相談ください
■0〜2の方個
現状は、まったく問題がないようです。しかし近年は「ヘッドホン難聴」「職業性難聴」といった言葉もあるように、イヤホンをよく使ったり、騒音に囲まれた環境にいたりすることで、「耳の聞こえ」が悪くなることもあります。定期的に聴力の検査をして、気になることがあれば、早めに専門家へ相談してください。
■3〜4の方個
日常生活では、それほど不都合を感じることがないかもしれませんが、耳の聞こえ具合がよくない時もあるようです。日常会話においても、何度も聞き返したり、まとはずれの返答をしたりすることは、信頼関係の低下につながります。念のために、専門家に相談してみてはどうでしょうか?
■5〜7の方個
耳の聞こえがやや悪くなっているようです。どこかで自覚をしているところはありませんか? 耳の聞こえが良くないことで、人と接することを避けていませんか? 聴覚の状態を正確に把握することは、人間関係の改善につながるかもしれません。一度、医療の専門家に相談してみることをお勧めします。
■8〜10の方個
かなり耳の聞こえが低下しているようです。聴力検査で、問題を指摘されたことはありませんか? 聞こえにくいことで、日常生活に不都合が生じているところもあるのではないでしょうか。難聴の原因はひとそれぞれです。早めに医療機関を受診し、難聴の度合いや原因を把握し、対処するようにしましょう。
■11個以上
難聴の疑いがあります。耳の聞こえが悪く、通常の会話ができていないのではないでしょうか? 人とのかかわり合いだけでなく、接近する自動車などに気づかずに交通事故を誘発する危険性などもあります。一刻も早く、医療機関を受診してください。
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