人間は、人生の約3分の1の時間を睡眠に費やすと言われています。そのため、睡眠の質や障害は人にとって大きな問題となり、場合によっては日常生活にも大きな影響を与えることになります。今回は、日ごろの睡眠について、改めて確認をしてみましょう。
最近1ヶ月程度を振り返りながら、下記の項目から当てはまるものをチェックしてください。
さて、いくつチェックがつきましたか?
今回のチェックは、「睡眠時無呼吸症候群」の危険度を推定しています。A群は睡眠の質、B群は睡眠の質と関連の深い日中傾眠度、C群は睡眠時無呼吸症候群になりやすい身体的な特徴に関する質問項目です。
■全体でチェック数が3つ以下の方
睡眠時無呼吸症候群の危険性は低いようです。
・A群の項目にチェックが入ったは、睡眠の質にやや不満があるのかもしれません。
・B群の項目にチェックが入った方は、睡眠不足などによる日中の傾眠が表れているのかもしれません。日中傾眠度合いの高さは他の睡眠障害や重篤な病気の症状である可能性もあるので、気になる方は担当のドクターにご相談ください。
・C群の項目にチェックが入った方は、身体的な特徴としては睡眠時無呼吸症候群になりやすいといえます。現時点では睡眠に問題がなくとも、将来的には気をつけたほうがいいかもしれません。
■A群だけ/B群だけ/A群+B群で、計4つ以上チェックがついた方
睡眠時無呼吸症候群の可能性は低いですが、睡眠の質にやや問題が見られそうです。睡眠時間を充分に取れていない場合には、睡眠時間を確保できるようにしましょう。睡眠時間が充分に取れている場合には、睡眠障害が生じている可能性もあります。睡眠障害には重篤な病が隠されていることも少なくありません。睡眠の質に不安を覚える状態が長く続くようであれば、担当ドクターにご相談ください。
■A群・B群・C群にすべてまたがって計5つ以上チェックがついた方
睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いようです。睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に体内に取り込まれる酸素の量を減少させるため、脳をはじめとするさまざまな臓器に悪影響を与えます。重症になると死にいたることもありますが、適切な対処や治療で症状を軽減させることができます。より精密な睡眠評価や睡眠障害の確認方法などは、担当ドクターにご相談ください。
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