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今週のドクターコラム

No.109
その息切れ COPD では?

◇ 治療ポイント

  完全な禁煙
何よりもこれが最大の予防です。節煙では意味がありません。

増悪のサインに注意
息切れ、せき、たん、の症状が風邪などにより急に悪化して薬を追加するなど治療に変更が必要な状態を「増悪」といいます。ちょっとした風邪から救急車を呼ぶほど命にかかわるものもあります。サインとして、
たんの変化、風邪薬が必要になった、息切れやせきがひどい(特に夜)、38℃以上の高熱、むくみ、尿量の減少。
増悪のきっかけは多くがウィルスや細菌による感染症です。
手洗いやうがいもしっかりと行いましょう。

運動と呼吸法
息苦しいと運動が億劫になりますが、動かないことによる筋力低下があるので運動はかかせません。寝たきりになることが怖いのです。安全で、気分転換になり、続けやすいウォーキングなどが良いでしょう。
運動時の呼吸のポイントは
口をすぼめて吸うときの2倍くらいの時間をかけて息を吐き出す。
前かがみの姿勢は息苦しいのでやめる。
苦しくなったら無理をしない。横になるよりは、座って頬杖をついたり立ったままうつむき加減になるのが良い。

栄養のある食事をとる
COPDの人は呼吸するとき健常者以上に体力を消耗してしまいますので、普段から栄養価の高い食事をとることが大事になってきます。 

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