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今週のドクターコラム

No.283
忘年会シーズン突入!痛風にご用心!

飲み会の多くなるこの季節…気をつけていただきたい病気はずばり痛風です。

健康診断などで尿酸値が高いとお医者様に言われたことはありますか?

痛風は最近では、30代~40代を過ぎた頃から増えてくる病気で若くても油断できません。

痛風予備軍の人はなんと500万人ともいわれています。

 

痛風は足の指の関節に激痛が起こるという印象が一番強いですが、実はそれだけではありません。痛風発作が頻発する場合、腎臓の働きを低下させたり、高血圧や糖尿病、高脂血症を合併する危険性も増えていきます。

 

この時期、まずは以下の2点に気をつけましょう。

 

①     お酒はビールを控えればOKでしょ??は間違い!

 

プリン体を抑えたビールや焼酎ならたくさん飲んでも大丈夫!と考えるのは危険です。

アルコール自体が体内のプリン体の分解を促進し、尿酸の量を増やしてしまうのです。

 

尿酸値が高めの方はまずは休肝日を2日作ることから始めましょう。

 

②     水分をこまめに摂りましょう。

 

普段からあまりお水を飲まない人は、尿の量が少なく尿酸が体の外へ排出されにくいため、尿酸値が上がってしまいます。痛風予備軍の人は(腎機能が低下している方でなければ)お水を朝からこまめに飲むようにしましょう。コーヒーなどのカフェインの入っているものや清涼飲料水ではなく、お水やカフェインレスのお茶がオススメです。

 

 

次回はさらに対策をご紹介していきます。


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