No.30
増えています!若年薄毛
みなさん、いかがお過ごしですか?最近、薄毛の相談をちらほらと受けるようになりました。そこで、今回は、JIドクター皮膚科の皆川先生にお話を聞いてみました。 薄毛、つまり、脱毛症にはたくさんの原因・種類があり、一般に次の10種類に分類されています。 1) 男性型脱毛症 2) 女子男性型脱毛症 3) びまん性脱毛症(女性型脱毛症) 4) 分娩後脱毛症(産後脱毛症) 5) 円形脱毛症(女性型脱毛症) 6) 脂漏(しろう)性脱毛 7) 粃糠性(ひこう)脱毛症 8) 牽引(けんいん)性脱毛症 9) 圧迫性脱毛症 10) トリコチロマニー(抜毛症) 最近は女性にも薄毛が増えているといわれています。たとえば女子男性型脱毛症。これは女性における脱毛症のなかで最も多いといわれているものです。 米国では、女性の2割が女子男性型脱毛症になるとの調査結果があります。年代別では、以下の通りです。30代と40代で多いことが分かりますね。 20代 3% 30−40代 16% 50−60代 24% 70代 28% 80代 32% 今月のアセスメントは、抜け毛。 海外赴任がきっかけで、髪が薄くなったと訴える方は少なくありません。 このところ、髪のボリュームが減ったような気がするといった方は以下の「抜け毛危険度チェック」で確認してみましょう!3つ以上当てはまったら、要注意ですよ!
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女子男性型脱毛症は、前頭部(生え際の後退、左右のそり込みの拡大)と頭頂部(つむじ周囲)の脱毛が特徴です。 この女子男性型脱毛症は、男性ホルモンであるテストステロン(この男性ホルモン、実は女性でも分泌されているのです)の影響により、発毛周期(ヘアサイクル)の成長期が短縮して、休止期が長くなることで起こります。 年齢を増すごとに卵巣機能が低下し、女性ホルモンの分泌が減り、これに伴って男性ホルモンが優位になるため、更年期を境に発症すると考えられています。 しかし、最近では30歳以下の若い女性にもみられるようになってきました。なぜ発症が低年齢しているかについては、残念ながら今のところ明らかになっていません。 男性では、海外駐在のストレスが引き金となって、円形脱毛症になる方が増えています。 さてこれらの対処法ですが、健康的な生活が基本とはいえ、最近ではお薬での治療も可能になってきました。 頭皮もからだの皮膚同様です。健全な育毛を促進するには、栄養バランスのとれた食事、のんびりした時間を作ること、頭皮の血行を良くする、睡眠をたっぷりとって疲労をとることが必要です。 食品添加物を多く含む加工食品は、薄毛や脱毛の原因となりやすいともいわれています。自分の食事のとりかたを少しずつでも見直し変えていくことが薄毛の予防と対策になります。さあ今日から始めてみましょう! 脂っこいものばかり食べない 良質のたんぱく質をとる(髪は99%がたんぱく質) 緑黄色野菜を食べる 根野菜でミネラルをとる ■ 不規則な生活を送っている ■ お酒をよく飲む ■ 辛いものが大好きだ ■ ストレスをためやすいタイプだ ■ 野菜より、肉や揚げ物が好き ■ 喫煙習慣がある ■ コーヒーを日に何杯も飲む ■ 好き嫌いが激しい ■ とても汗かきだ ■ チョコ、アイス、ケーキをよく食べる ■ 運動はほとんどしていない ■ 頭皮が硬く、動かない |
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