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今週のドクターコラム

No.275
血圧の上昇を抑えよう!

赴任者の方で最近、気になる症状はやはり高血圧。

最近は20~30代の若い方にも増えています。お酒を飲まされ過ぎて高くなる方も…。

血圧とは心臓から送り出された血液が血管に与える圧力のことですが、

高血圧は心臓から血液が送り出される力と末梢血管の抵抗力のどちらか、

又は両方が高くなることで生じます。

ホースから水を出すときに水の出る部分を指で塞いだ状態と考えるとわかりやすいですね。

 

高血圧には下記の2種類があります。

 

本態性高血圧→家族に高血圧の方が多いなど遺伝的な要因にプラスして、

            ストレスや運動不足、喫煙、飲酒などの生活習慣が加わり血圧が高くなります。

 

二次性高血圧→腎臓の病気や内分泌系の病気やお薬などによる影響でなる高血圧。

            高血圧の原因となっている病気が治ると血圧も自然と下がる。

 

なんと、日本人高血圧患者の90%以上が本態性高血圧に当てはまるそうです。

つまり、遺伝要因に拍車をかけている生活習慣を少しずつ変えていくことが高血圧予防への近道ですね。

 

□ ナトリウム(塩分)を摂り過ぎない

□ 過度の飲酒を避ける

□ 禁煙・減煙を心がける。

□ ストレスをためない。

□ 運動習慣をつける。

 

よく言われることばかりで耳が痛いですね。

このチェック項目にある、塩分を摂り過ぎないようにすることも大切ですが、

カリウムを積極的に摂取することでナトリウムを尿と一緒に体の外に出すこともとても大切です♪

カリウムが多く含まれる食品で海外でも手に入りやすい食材は、

アボカド・バナナ・ブロッコリー・キウイフルーツなどがおススメです。

では、その他に海外ではどんな食事がおすすめでしょうか。

 

【ざくろ】

 

(日本経済新聞より)

 

世界各地で食べられてきたざくろ。

ざくろの持つ、抗酸化&抗炎症作用により、LDLコレステロールの酸化を抑制して、

血圧も低下させてくれるそうです。

また、ざくろは骨粗しょう症にも効果があるそうです。

 

【キヌア】

 

キヌアは南米アンデス山脈のインディオが栽培してきた雑穀です。

小麦や米よりも高たんぱくで、ミネラルや食物繊維を豊富に含むそうです。

この豊富に含まれた、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルにより、

血圧の上昇を抑制してくれる効果があるそうですよ。

 

 

雑穀と侮るなかれ!最近はおしゃれなパーティメニューにも使われています♪(写真中央)

 

いろんな食材を楽しみながら、上手に血圧コントロールしていきましょう♪


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