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今週のドクターコラム

No.44
インフルエンザにかかったら

先日、中国で鳥インフルエンザの感染者が死亡した事件がありました。
死亡した女性は12月24日に発症し、12月27日に入院、その後、1月5日になくなりました。
 
今回の発症死亡は北京でも市内(日本人の多い地区)に程近い場所であり、かなりの動揺が見られているようです。
 
そこで、予防法だけでなく、もし、同僚、家族がかかった時の看病の方法について数回にわたってお話します。
 
Q1  食事はどうしたらいいのでしょうか?
 
A1
 

1. 食事の基本は消化がいいもの。日本人に合うといえば、おかゆ、スープがおすすめです。
また、缶詰のフルーツもよいでしょう。
特に、病院に行けない場合は、缶詰のシロップは点滴がわりになることも。
そもそもシロップはブドウ糖液なので、お湯で薄めて少しづつ飲むとよいのです。
2. 水分をこまめに。発熱で脱水症状になりがちですので、最低でも1日1リットル以上はとるようにしてください。何回にも分けて水を飲みましょう。海外で入手できるかわかりませんが、ポカリスエットのようなドリンクでもOKです。

 

Q2 熱を下げるためにできることはありませんか?
 
A2  

1. 首、脇の下、足の付け根を冷やすのが熱を下げるのに効果的です。この部位には太い血管が通っているので、ここを冷やすと熱が下がりやすくなるのです。
2. 冷却シートは常備しておきたいものです。また、もし可能であれば、食べ物についている保冷剤を使うのが安価で何度も利用できておすすめです。
海外ではなかなか入手できにくいと思うので、帰国時に日本から持っていくとか、日本から今のうちから送ってもらっておくとよいでしょう。もちろん購入することもできます。計6ヶ所*2回使用=12個が一人分の目安です。

 
つづく


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