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今週のドクターコラム

No.267
若い方でも要注意!血圧を測りましょう

こんにちは。

スタッフの中屋です。

今回は、2013年8月25日付の日本経済新聞にて、血圧の測定に関する記事を見つけました。血圧を測ることで、病気が悪化する前に気付くこともできますので、是非読んでみてくださいね。一部掲載します。

 

http://www.nikkei.com/article/DGXDZO58893500U3A820C1MZ4001/

 


 

家庭血圧の正しい測り方 毎朝、起床後1時間内に  

できれば職場でも

 

 血圧とは心臓から送り出す血液の流れで血管が内部から押される圧力のこと。心臓が収縮するときが上の血圧、拡張するときが下の血圧だ。常に変動しており、冬高く夏低いというように季節でも変わる。高血圧の基準は家庭で測る「家庭血圧」でみると、上の値が135ミリメートルHg、下が85ミリメートルHg以上。国内患者は約4000万人ともいわれる。

 高血圧だと脳梗塞脳出血などの脳血管障害、心筋梗塞冠状動脈硬化といった心臓病腎臓病動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす。また、腎臓などの病気にかかって高血圧になるケースもある。

 生活習慣病には糖尿病や脂質異常症などの要因もある。東京都健康長寿医療センターの桑島巌顧問は「これらの要因のうち、脳には高血圧が最も影響する。心臓では脂質異常症と高血圧が同程度。腎臓病では糖尿病に続いて高血圧が危険因子だ」と指摘する。

 

■基本は毎日朝晩  

健康管理の基本は毎日、朝と夜寝る前に血圧を測って記録する。忙しくても朝の1回は忘れないようにしたい。起床後1時間以内で食事や服薬の前に測る。

 (中略)

■低すぎてもダメ  

毎日測っても結果を誤解しては元も子もない。「下の血圧は低い方がよい」というのはよくある誤解の一つ。

高齢者では上の血圧が高くなっても、下の血圧が下がることがある。これは動脈硬化のためで決してよいことではない。

 「寝て下がりすぎるのは脳梗塞」というのも間違い。ただ下がりすぎると起床時の上昇で脳出血になるリスクがある。睡眠時無呼吸症候群だと、寝ても下がらずに高いままになる。夜間高い人は昼間はより高くなるので注意が必要だ。  

 左右の腕で測った値に10ミリメートルHgの差があるときは動脈硬化の疑いがある。病院では左右を同時に測る専用装置で調べる。家庭では左右を交互に2度測って平均する調べ方もあるが、気になるときは病院で調べてもらおう。

 

(中略)

 血圧は生活習慣との関係が深い。禁煙肥満の解消飲酒塩分の摂取を控えることなどで下がる。数値に一喜一憂せずに生活習慣の改善を心がけよう。


 

いかがでしたか。少しこわいことも書かれていましたが、血圧をしっかり測ることで、現在の健康度がわかる!と言っても過言ではありませんね。

 

海外に行かれている方は、食生活など環境がガラリと変わることで血圧が変化しやすいので、若い方でも毎日きちんと測ることが大切です。

 

こちらに血圧を測る際のポイントが載っていますので、是非読んでみてくださいね。

 

【実践!家庭での血圧と脈拍の測定(第一三共株式会社)】

 

また、数値はこちらのサイトからダウンロードしたものに記録すると便利です。

 

・オムロン 血圧手帳

http://www.healthcare.omron.co.jp/product/hem_note/

 

 

 

 

インターネット上で管理したい方は血圧や服薬中のお薬を記録できるこんなサイトもあります。

 

・タケダらいふコンパス

https://www.t-lc.jp/index.php

 

 

ぜひ、使いやすいものを選んで、毎日測ってみましょう。

血圧記録はドクターにメールで送っていただければチェックしますのでお気軽にご連絡くださいね。


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