No.223
脱水症状が引き起こす夏の脳梗塞・心筋梗塞 その1
年間約7万人が亡くなる「脳梗塞」。
実は夏の発症率が高いことを知っていますか?
独立行政法人国立循環器病研究センターは、過去何回にもわたって、数年単位での脳梗塞発症例を調査してきました。その結果、一般的に脳梗塞が多いと知られる冬と同等に、夏の脳梗塞が多いことがわかっています。
最新の調査結果
夏に脳梗塞が多くなる大きな原因に、脱水症状があります。脱水によって血液の水分が減少したり体内の電解質のバランスが崩れたりすることで、脳や心臓の血管が詰まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞につながります。
また、急激な温度変化や睡眠不足など、血管が収縮しやすくなる環境も、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす要因となります。
脳梗塞や心筋梗塞は、命を落とすことに直結するリスクがあります。次回は、夏場における脳梗塞や心筋梗塞の予防策を取り上げます。
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