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今週のドクターコラム

No.224
脱水症状が引き起こす夏の脳梗塞・心筋梗塞 その2

夏に脳梗塞や心筋梗塞を引き起こされやすい原因には、脱水症状、食の欧米化、生活習慣病などがあります。特に欧米的な食生活によって、若い層の発症が増えています。

脳梗塞や心筋梗塞は、発症すると命にかかわるだけでなく、命を取り留めても重い後遺症が残る可能性があります。


そこで大切になるのが、予防です。

予防のためには、次のことに気をつけましょう。
 ● エアコンも適度に使う(ガマンしすぎない)
 ● アルコールの摂取頻度や量を控えめにする
 ● 炎天下での激しいスポーツは控える
 ● タバコを吸わない
 ● 脂っぽい食事は少なめに(肉より魚や野菜中心に)する
 ● ストレスをためないように気をつける
 ● 寝る前に1杯の水を飲む
 ● 規則正しく、十分に睡眠が取れる生活を心がける

夏場は特に、水分不足になりがちです。「目覚めの一杯、寝る前の一杯」に加えて、日中もこまめに水分を補給するようにしましょう。一度にたくさん飲むよりも、こまめに少しずつ飲むほうが、効果的です。

また、コーヒーやアルコール、お茶など利尿作用の高い飲み物は、飲むことで逆に体内の水分を排出してしまう可能性もあります。(アルコールを尿として排出するために体内の水分が使われ、アルコール飲料で摂取した水分量よりも尿で排泄される水分量が多くなり、脱水症状を引き起こしやすくなります)

水分補給にはミネラル分が豊富で体内に浸透しやすいスポーツドリンクの摂取が望ましいのですが、糖分の取りすぎには注意が必要です。


日ごろの小さな心がけの積み重ねが、脳梗塞や心筋梗塞を防ぐことにつながることを心に留めておきましょう。

 


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