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今週のドクターコラム

No.13
紫外線から目を守ろう その1

いよいよ紫外線が強い季節となりました。
季節では 6月から9月までがピーク。
1日の時間で言えば、正午あたりが一番多いといわれています。
つまりは太陽の光の量とある程度正比例していえますね。
 
ところで、紫外線というと、シミを連想しますが、最近、もっと注意しなければならないことがあります。
 
それが、「目の病気」なのです。
 
 
紫外線とは何か?
 
太陽が地球上に送ってくれる光線のうち、実際に見えているもの(可視光線といいます。)は波長にすると400nm(ナノメートル)から800nmといわれています。
この数値の小さい、つまり低い波長のものが紫外線です。
 
紫外線は波長により、
UVA : (長波長紫外線:400〜320nm)
UVB : (中波長紫外線:320〜280nm)
UVC : (短波長紫外線:280nm以下)に分類されます。
紫外線
 
そして、それぞれの紫外線の影響は以下の通りです。
 
UVA: 
コラーゲンやエラスチンなどに影響を与え、シワ・たるみの原因になると言われています。
 
UVB: 
本来、そのほとんどが大気層(オゾン層など)で吸収されるのですが、最近、オゾン層の破壊で吸収されず地表に到達するようになっているのです。
しみ・そばかす・炎症・日焼けの原因になるうえ、皮膚がんの原因、細胞毒性も強く、赤くなる日焼けを起こす。窓ガラスは通過しないが、皮膚がんや白内障に関係しており、目にとっては一番問題になる紫外線だ。眼病のもと、とも言われています。
 
画像UVC: 
大気層などで吸収され、地表には到達しない。
 
ということで、まさに、現在問題となっているのが、このUVBなのです。


紫外線と目の病気

白内障有病率


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