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今週のドクターコラム

No.238
眠れないけど、薬に頼らないほうがいい?NO! 不眠は放置しちゃダメ!

「先生、睡眠薬は依存性があるから頼りたくありません」

インターネットでも、「依存性があって怖いから、使うべきではない」という意見が目立ちます。
でも、私達専門医からすると、そういう考え方は古い!!
確かに、昔、といっても、今から20年くらい前はそういう薬もありました。
でも、今は全く違って、依存性はほとんどない睡眠導入剤や抗不安薬が不眠治療に使われているのです。

この図のように、不眠と生活習慣病のリスクは様々な研究で指摘されています。




「40~55歳の男性の追跡調査で、不眠を感じる人が4年後に高血圧になるリスクは感じない人の2倍。糖尿病、うつ病のリスクも高まる」

不眠は放置すべきでない!
というのが世界の精神医学界の考え。

睡眠薬といっても、
体内リズムを整えるもの、
眠りにつきやすい状態にするもの、
など色々です。

睡眠は自分でコントロールすることが難しいので、お薬の力を借りることは、健康のために非常に有効なのです。


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