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今週のドクターコラム

No.128
薄毛、あきらめないで! -2-

薄毛の原因心身ともに健康な生活を送って、薄毛抜け毛を予防しましょう。
海外赴任直後、急に抜け毛の量が増えてしまった。このようなケースが増えています。
その主な原因は環境変化、慣れない就労環境、生活環境への変化によるストレスでしょう。
強いストレスはメンタル、フィジカルの両方に大きな悪影響を与えますが、薄毛の直接の原因にもなり得ます。 

〈血行不良  〜ストレスは発毛力を低下させる〜〉

ストレスは、血行をコントロールしている自立神経を緊張させ、血管の収縮を引き起こし血行を悪くします。
毛髪をつくる毛母細胞は、血中からその栄養素を吸い上げています。
つまりストレスを受け、血行が悪くなると、毛髪作成の為の栄養素が十分に送られなくなり、発毛力は低下してしまいます。
また、タバコには血管収縮作用を多く含むニコチンが含まれている為、薄毛を促進させてしまします。タバコは、百害あって一利なし。毛髪はもとより体に良い事は何もありませんので、喫煙者の方は薄毛予防とともに、健全な体作りの為に是非禁煙を!

ポイント

急な禁煙はストレスを発症し、逆に抜け毛が増えてしまうという例も多数あります。
医療機関での禁煙治療が確実に、また自然と辞められる最適な手段でしょう。

〈不眠 〜海外で活躍するビジネスマンの天敵〜〉

午後10時から午前2時。
最も成長ホルモンが分泌される時間帯です。この時間の睡眠は毛髪の成長力も増します。
海外赴任、海外出張が頻繁なビジネスマンの薄毛の主な原因は、〈睡眠〉が大きなテーマだと考えられます。
環境変化のストレスに加え、時差によりホルモンバランスが崩れる。成長ホルモンが現地生活での就寝時間に正常に分泌されず、丈夫な毛髪が育たなくなる。これが海外赴任後の薄毛、抜け毛の原因でしょう。
もちろん、日本で生活していても、午後10時から午前2時の間を狙って睡眠をとるのは、多忙なビジネスパーソンには困難だと考えられます。しかし業務内のハイパフォーマンスに睡眠は欠かせません!
せめて、日付が変わるくらいまでに体が就寝モードとなるよう、心がけましょう!

〈内臓機能の低下 〜機会飲酒の多い中国は要注意〜〉

ストレスを受け、自立神経に変調をきたすと、内臓機能の低下がおこります。すると毛髪を構成しているたんぱく質の摂取が著しく低下し、栄養素が毛髪細胞へ行きとどかない。
細くて抜けやすい不健康な毛髪がつくられ、薄毛へと繋がる。
一連の流れはアルコールの過剰摂取でもおこります。
大量のお酒を飲むと、アルコールを分解してくれるアミノ酸が、大量にアルコール分解するエネルギーとなり消費されます。アミノ酸はたんぱく質を形成する役割を担っているので、髪の形成が行われず、これまた薄毛の原因に。
ただし、程良い飲酒は血行促進の効果もありますので、普段から深酒しがちな方は、お酒との上手な付き合い方を改めて考えてみましょう!

〈運動 〜健やかな心が大事〜〉

薄毛が気になって仕方ない。そのことばかりもんもんと考えてしまい、ストレスを感じる。薄毛進行に繋がる非常に悪い傾向です
そんな肩はストレス解消!適度な運動が重要です。
急に激しいスポーツを始めることはありません。疲労の蓄積は毛髪にも、もちろん体にも悪いので、軽いジョギングやストレッチをこまめに行うことで、血行促進、心のリフレッシュ効果が期待できます!

以上の事から分かるように、最も自然で有効的な薄毛、抜け毛予防は『心身ともに健康な生活を送る事』ということですね。生活習慣を見直し、さわやかで健康な毎日を送りましょう!


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