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今週のドクターコラム

No.288
フライト時の赤ちゃんや小さいお子様のぐずり対策! Part1

最近の面談で小さいお子様のいるお母様からのご相談でベスト5に入るのが、

【フライトするときのお子様の対策方法について】です!

 

静かな飛行機の中で、泣き叫んだり、珍しい環境で興奮していつも以上にはしゃいでしまったり…本当にママは大変ですよね。

 

気をつけるポイントをまとめましたので、ぜひ読んでみてくださいね。

                     

  【搭乗する際のポイント】

 

寝る前にいっぱい遊ばせて飛行機ではぐっすり寝かせるようにしましょう

(お昼寝時間に合わせて搭乗時間を選べるようであれば調整しましょう)

・いつでも授乳できるようにケープを持参する。

目新しいおもちゃを用意しておく。

・こどもが好きなおもちゃ(これがあれば大丈夫!というもので音の出ないものを用意。お菓子は周りの人に迷惑がかからないよう匂いの強くないもの)を用意する。

 

【おすすめの持ち物】

 

飴、駄菓子のラムネ(気圧で小さいお子様は特に耳がつまります)

・シール付き絵本

・着替え(酔って吐いてしまうことや、フライト前に走り回って汗をかく場合があるため

 

台風が近い・風が強い日などは飛行機がさらに揺れやすくなるため注意しましょう!

お母さんも衣服が汚れる場合がありますので、お母さんの着替えもあると安心です。

・使い慣れたマグ  などなど

 

 

<赤ちゃんや乳幼児の耳の特徴について>

赤ちゃんや小さな子供は耳管が狭く、気圧の変化による中耳の空気の収縮・膨張にうまく対応できません。つまり、“耳抜き”が上手にできません。そのため、上昇や降下に伴い客室内の気圧が変化した時、中耳の空気がうまく抜けず、耳が痛くて泣いたり、ぐずってしまう場合があります。大人は耳が“ツーン”となった時に、唾を飲みこんだり、生あくびをして耳抜きができますが、小さな子供や赤ちゃんはそうはいきません。

 

そんな時はミルクやジュースを飲ませるか、アメをなめさせると耳抜きができて治まることがあります。他にもおしゃぶりやおっぱいをくわえさせることにより、自分の唾液を飲み込んで耳抜きができることもあります。 飛行機に乗るときは飲み物やアメなどを用意しておき、上昇中や降下中、飛行機の中で急に泣いたり。ぐずり出して困ったときはぜひ試してみてください。


赤ちゃんがおなかいっぱいだと、ミルクやお水を飲めないので、少し飲ませられるくらいの空きはあるようにしてくださいね。

 

注意:水平飛行に入るまで機内での飲み物のサービスはありません。そのため、離陸時に赤ちゃんに飲ませる飲み物は自分で持ち込むことを検討しましょう。100ミリリットル を超える液体は機内には持ち込めませんが、赤ちゃん用の飲み物は制限の対象外になります(変わることもありますので確認が必要です)

 

 

参考になりましたでしょうか。

次回も引き続き対策編をお伝えしますね。

 

 

【出典】

 

・元フライトアテンダント・ママに聞く「赤ちゃん連れで飛行機に乗るときのコツ」

・赤ちゃんと飛行機

・楽しい旅行は出発から!飛行機での赤ちゃんや子供のぐずり対策

・飛行機の乗り方と空の旅


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