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今週のドクターコラム

No.219
顔と身体の洗い方を見直そう!

洗顔の時、どのように顔を洗っていますか?
海外に留学、赴任すると、「顔がガサガサになった」とか、帯同家族や女子学生からは、シワが増えた、というご相談をよく受けます。
また、皮膚のトラブルの相談は、毎月コンスタントに発生します。
「ストレス?」と思われる方が多いのですが、精神的なことよりも、どうも、海外での、「水」の「硬さ」に影響があると考えています。

水の硬さ?

そう、皆さん何となくご存じの、「硬度」

水の硬さは以下のように分類されます。

●0〜 20mg/L 「超軟水」
 石けん・シャンプー・洗浄剤などが少量で泡立ち
 シットリと洗いあがる。

●20〜 40mg/L
 石けん・シャンプー・洗浄剤のカスが残り
 乾燥肌や肌が弱い人には、洗顔後のツッパリ感、
 かかとのカサツキ感がでる。

●40〜60mg/L
 石けん・シャンプー・洗浄剤が泡立ちにくくなり
 髪にパサツキ感がでる。
 浴槽や湯桶に湯アカがつきやすくなる。

●60mg/L〜
 水道の蛇口などに白いモノ(金属石けん)がつく。
 鏡がくもる。

日本は超軟水ですが、世界のほとんどが硬水ですから、水とのお付き合いの仕方も見直しが必要。特に、ごしごし洗うと、かえって乾燥が進んで、皮膚を傷つけてしまい、様々なトラブルを引き起こしやすくしてしまうのです。

そこで、海外での「洗い方」の基本を覚えて置きましょう。


1. 洗顔料はよく泡立てる

2. 「泡」で汚れをとる

3. ごしごし、きつく洗わない(柔らかいタオル

4. できれば、顔の汚れは「化粧水」などで拭き取る 
  → 女性は美肌のためにおすすめです 

5. タオルを押しつけて、しっかり水分をとる
   → 水分を残しておくと、トラブルの原因です!


「泡」を身体と顔につけておくと、汚れが吸着していきます。
やさしく表面をなでるようにするとよいです。

洗い方を変えるだけで、皮膚の状態がかなり改善します。
今日から試してしましょう!

 


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