No.248
お酒を飲むとなぜ酔うの? (1)「ほろよい状態」
前回の「お酒と消化」も参考に。
血液に入ったアルコールは循環されて脳に到達します。
すると、アルコールが脳の神経細胞に作用し、麻痺させます。そして、その結果として酔った状態になります。
体重約60kgの人が1単位のお酒を30分以内に飲んだ場合、
アルコールは約3~4時間体内にとどまります。
2単位の場合ではアルコールが体内から消失するまで約6~7時間かかります。
これには個人差があるため、体質的にお酒に弱い人や女性はもっと長い時間がかかります。
また、深夜まで飲んでいると翌朝起床後まで体内にアルコールが残っているため、二日酔いとなってしまいます。
ほろよい状態
ビール1本、ワイン1,2杯、焼酎1,2杯
網様体が麻痺すると、理性をつかさどる大脳皮質の活動が低下し、抑えられていた大脳辺縁系(本能や感情をつかさどる)の活動が活発になります。
抑制(理性)がとれて、陽気になるのはこのためです。
しかし、この時点で、すでに陽気になるのではなく、怒りっぽくなったり、泣き出したりする人がいたら要注意!
感情の安定性が悪く、精神的に何か不調をきたしている可能性があります。
疲労を回復させ、しばらくお酒を中止し、身体の状態を良くすることを優先しましょう。
できるだけお酒に誘わないように。負荷もかからないように注意してあげましょう。
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