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今週のドクターコラム

No.11
肩こり解消!3つの習慣

日本のお休みに合わせて、会社でお休みをとられている方もいらっしゃることと思います。
ゆっくりできる方は、この機会に自然のなかを歩き回ったり、スポーツで汗を流したりして、たまった疲れやこりを解消したいところですね。
今回のコラムは、肩こりシリーズ第三弾として、特に肩こり解消のための3つの習慣についてお話しさせていただきます。
 
肩こり解消のポイントは、「習慣」にすること。
ちょっとした疲れ
生活のちょっとした不規則さ
など、ちょっとの不具合が重なって肩こりを生じさせます。
無理なく継続して、肩コリストからの完全脱皮を目指しましょう!
 
習慣その1
<まわす!伸ばす!>
■首
■手首
■背中
■腰
■足首

この5箇所を伸ばしたり、まわしたりしてください。
カラダ全体のコリが、あなたの場合、「肩」に現れているんです。
この5箇所を意識してコリをほぐすだけで、随分違いますよ!
また、朝、昼、夜の3回にわけて、実践すれば、コリも溜まりにくくなります。時間は2,3分で構いません。習慣にしてください!
 
習慣その2
<食べる!とる!>
栄養で肩こり改善。
即効性はないけれど、体質改善には必須!です。
血行改善!、疲労物質除去!
の2つが、肩こり栄養のキーワードです。
こういう栄養素は、これだけでなくまだまだたくさんありますが、私が調べた限りでは、この5つが一番!

■ビタミンB1
ビタミンB1は疲労回復のビタミンと呼ばれ、炭水化物や糖をエネルギーに変換するときに不可欠な栄養素。乳酸分解にも大切な役割を担っています。肩こり状態で、ビタミンB1が不足すると、乳酸が蓄積されたままになって、肩こりの悪循環がたちきれなくなります。
ビタミンBにはB1、B2、B6,B12など8種類がありますが、一度体の中に入ると、それぞれが効果を高めあう作用があるので、ビタミンB群はまとめてとることがコツです。

■ビタミンE
肩こり体質改善のためには、毛細血管の流れをスムーズにすることが必要。ここにビタミンEが作用するわけです。ビタミンEが美肌のサプリメントによく使われるのは、毛細血管の流れを良くして細胞の新陳代謝を活発にするという同じ理由からです。

■イチョウの葉エキス
イチョウの葉エキスは、血行促進だけでなく、認知症にも改善効果があるといわれ、注目されている成分。ドイツとフランスでは、血流改善薬として認められており、脳梗塞などの脳血管障害、アルツハイマー病や脳血管性認知症の治療に利用されています。
イチョウ葉エキスの主成分はフラボノイドとギンコライド。ルチンをはじめとするフラボノイドは、強い抗酸化力で毛細血管を保護して強化する働きを持つといわれ、ギンコライドは血液の流れを良くし、血小板が固まるのを抑えて血栓ができにくくする作用があります。
イチョウの葉エキスは、ビタミンEとは違う作用で、血行改善を図り、肩こりを改善するといわれています。ただし、血液がサラサラになりすぎると困る「ワーファリン」というお薬を服用している人は使ってはいけません。
 
■クエン酸
クエン酸は、お酢や柑橘類に含まれる酸味の成分。レモン1個にクエン酸は4g、梅干し1個に0.35gくらい含まれています。このクエン酸には、血流改善作用だけでなく、いろいろな疲労物質を分解し、疲労回復を早める働きがあるため、肩こりに効果があると考えられているわけです
クエン酸はミカン類のほか、梅干し、レモン、もろみ酢に多く含まれています。1日2g摂ると効果があるといわれおり、ビタミンB群を一緒に摂ると、さらに効果がアップするようです。
 
■ムメフラール
梅の実から梅肉エキスを製造する過程でできることが発見された「ムメフラール」という成分も、サプリメントして注目したい物質です。血流を改善する働きがあり、冷え性や肩こりなどに効くとされています。
梅干しにはクエン酸のほか、リンゴ酸、コハク酸、カテキン酸などがふくまれており、これらの酸は疲労物質の蓄積を抑えます。
 
習慣その3
<温める!>
肩コリに悩むほとんどの方が冷え性。
しかも、入浴時間が短い。薄着。
■お風呂時間は5分くらい長く。必ず湯船につかりましょう。
■足、首を冷やさないように!
■冷たいものは極力避ける。まったく飲まないのはストレスですから、冷たいものを飲む回数を減らしましょう。
以上、簡単ですが基本的なこと。
これをおろそかにして、マッサージにいったり、湿布を貼っても根本的に改善されません。
姿勢、体温、栄養など基本的なことを少し見直すだけで、随分肩コリ体質は改善していきます。
肩コリストのあなた!
今日からやってみましょう!

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