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今週のドクターコラム

No.249
お酒を飲むと何故酔うか(2)酔っぱらい状態の時の脳

 

 

前回の(1)も参考に。

 

お酒を飲むと、消化器や肝臓への負担と共に、「脳」にも負担がかかっています。

 

 

お酒を飲んで結構よっぱらったなあという状況では、脳がかなり麻痺しています。

小脳全体に麻痺が広がっているので、呂律が回らなかったり、いわゆる千鳥足になったりします。

よっぱらって、お酒をこぼしてしまうというのもこういうとき。

 

ですから、この段階で飲むのをストップしましょう。

 

 

 

 

 この状態は延髄を除いて完璧麻痺しています。

「泥酔」というのはこの状態のことを言います。

寝ちゃって、起き上がれない人もいますし、かなり意識が飛んでいる状態ですね。

 

脳の中でも、海馬(記憶の中枢)が麻痺していて、

「覚えていない」(ブラックアウト)というのはこういう状態。

だから、こういう機会がよくある人は要注意!!

お酒の量をとにかく減らすこと!です。

 

こういう飲み方をする人は、

家に帰って寝ていて、朝死んでいた、というケースが多いのです。

 

 

 

 この状態は、他人から見ると、完全に寝てしまっているように見えますが、

昏睡といって、脳にとっては極めて危険な状況にあるのです。

麻痺が脳全体に広がり、呼吸中枢(延髄)も麻痺しています。

 

こういう状態が多い人は突然死になりやすかったりします。

 

 

 

 

よーーくインプットしてくださいね!

 


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