No.261
先生、胸が痛い!心筋梗塞?
胸が痛い...。
という相談があります。
この場合、狭心症や心筋梗塞の疑いを心配しますね(下表参照)。
我々はその時、
どこが、どんなふうに痛いですか?と聞いて、
* チクチクした痛み
* ここが痛いと心臓の辺りで自分で場所が特定できる
とお答えになった場合、狭心症や心筋梗塞の可能性は低いと考えてもよいでしょう。
注意してほしいのは以下の症状です。
<狭心症の症状例>
A 胸痛
1.胸を締め付けるようなキューっとした痛みが一時的におきる
B 関連痛
1.心臓の周辺が痛くなる
2.下あごや歯の痛み
3.左肩、左上腕部、左わきの下の痛み
4.背中の痛み
5.胃の周りの痛み
回数が多くなったり、痛みの持続時間が長くなった場合はすぐに「病院」へ!
これは、我々に相談するよりもすぐに病院に行くことが重要です。
<心筋梗塞の症状例>
胸の痛みの度合いが変わります。
狭心症は鈍痛と表現できる痛みなのに対し、心筋梗塞の痛みは「胸をえぐられるような痛み」と形容されるほどの激痛です。
汗を大量にかく、呼吸困難、意識の混濁や消失、不整脈といった症状も。
ところがこの痛烈な痛みの前に、
1.背中の痛み
2.胃の周りの痛み
が起こることが多々あります。
ですから、この痛みが1週間くらい同じ感覚で続く場合は、一度相談を!
また、心筋梗塞の症状として注意すべきことは、
「時間が過ぎれば消える」という点。
痛みの度合いは激しいのですが、永続的な痛みではないため、しばらく様子を見て痛みが治まれば、大丈夫だと自己診断してしまうケースが多々あるのです。
気になる方は、この機会に検査や対策を強化しましょう。
相談お待ちしています。
ご相談はこちらから