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今週のドクターコラム

No.124
その原因は噛み合わせ?

頭痛、肩こり、腰痛、めまい、立ちくらみ、難聴、手のしびれ等。
辛い症状で専門医に通っているがなかなか改善されない。
噛み合わせ長年この様な症状に悩まされている方は多いのではないでしょうか?

そんな方は一度「歯科医」を訪ねてみてください。
えっ、なんで?とお思いでしょう。
歯科医は冒頭の様な症状を「咬合関連症」(こうごうかんれんしょう)と呼び、その不調の原因は「かみ合わせの不具合」から生じた症状だとして診断するケースが多くあります。
頭痛、腰痛などの専門は整形外科。めまい、聴力などの専門は耳鼻科にあたりますね。
しかし、歯科医と整形外科・耳鼻科はお互いに連携をとらないことから
「検査で原因がはっきりしないので、歯科医を勧める」
という流れには至らないことがほとんどです。
しかし実際には、歯科医で口内の治療を行ったあと、他の全身症状もあわせて改善した、という症例は数えきれないほどあるといいます。

噛むという行為は日常に欠かせないものですね。
上下の顎を動かす事によって咀嚼運動がなされますが、
 
・虫歯がある
・歯がかけている
・歯周病で歯がぐらついている
・歯並びが悪い
 
など、
このようなものが口の中にあると、特定の部分でかみ癖が生じて、歯の磨り減り具合が偏ってしまします。
 
その結果、
 
1、すり減った方へ頭が傾き、
2、反対側の筋肉がそれを正常に戻そうとして緊張し、
3、頭痛や肩こりがおきます。
 
さらには、
頭の位置が正常に保たれないと、背中に接するクッションへの圧迫がまして、
くびが回らない、腕が上がらないなどの症状もおこります。
 
つまり、一見関係ないような「歯のかみ合わせ」が、身体の至る所の不調因子にもなりうるということです。
 
特に以下の症状がある方は、咬合関連症の可能性があります。
 
□ 頭痛が起こりやすい
□ 慢性的に肩こりがある
□ 首から後頭部にかけて張った感じがある
□ 時々、めまいや、たちくらみがある
□ 四十肩、五十肩で腕が上がらないことがある
□ 手のしびれがある
□ 腰痛がある
□ ギックリ腰になった
□ 膝の関節が痛い
□ 耳鼻科で老人性または、突発性難聴といわれた
□ 最近猫背になってきた
□ 口を開くと顎の関節部で音がする。または痛みがある。
□ 全く口が開かない
 
以上の様なことは耳鼻科や整形外科などが本来の治療ですが
歯科でかみ合わせを正すことも、身体の不調因子を取り除く方法の1つであるということを覚えておきましょう!
 
また海外の歯医者は値段が特別高かったり、衛生面でも不安なところはありますので、
渡航前にしっかり通っておくか、休暇などで日本に一時帰国したときなどに診てもらう事が大事ですね!


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