No.227
血圧を下げるために知っておきたい2つの「計算式」
血圧は、高くても自覚症状がほとんどないもの。
「何だか血圧が下がっちゃって」
「今日は血圧が高いなあ」
という感じがあるかもしれませんが、実際、血圧の変化はわからないものなんですね。何しろ朝と夜など「日内変動」が大きく、自分の実感と血圧の実際の高低は必ずしも一致していません。
ところで、高血圧という基準はどの値をさすのでしょう。
みなさんご存じかもしれませんが改めて確認をしましょう。
日本高血圧学会による「高血圧治療ガイドライン 2009」では
「収縮期血圧140㎜Hg以上、または拡張期血圧90㎜Hg以上」と定義しています。
そして、正常血圧は
「130㎜Hg未満、かつ85㎜Hg未満」
そしてこの両者の間の値、つまり130-139㎜Hg、または85-89㎜Hgが「正常高値血圧」と位置づけられています。
なんだか、わかりにくいですね。。。
シンプルにいえば、高血圧ではないけれど正常でもない境界域、という微妙なラインで、高血圧ではないが、今後高血圧になる可能性が高い、黄信号の値ということなんです。
ですから、いわゆる上、下の値がこれに属している方は要注意です。
特に下が90以上、100であれば注意です。
それでは、血圧を下げるために重要な計算式を覚えておきましょう。
1.適正体重を維持
適正体重の計算式は
「身長(m)× 身長(m)× 22」
高血圧が気になる方は、この体重に近づけましょう。
ちなみに、
1kg減量で血圧が1㎜Hg下がると覚えて下さい。
2.お酒は男性20-30ml、女性10-20ml以下を守る
(エタノール換算)
適正酒量の計算式は、
「飲んだ量(ml)× アルコール濃度(%)÷ 100 = エタノール量(ml)」
濃度は、缶、ビールの裏に書いてありますね。
まずは、ここからはじめましょう!
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