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今週のドクターコラム

No.239
飲み合わせに注意!

忘年会のシーズンにお酒の機会が増えるのは、国内も海外も変わりません。

 

そこで気をつけたいのが、飲み合わせです。

 

鎮痛剤とアルコールの組み合わせが体によくないことはよく知られていますが、

忘れられがちなのが常備薬や胃薬とアルコールの飲み合わせです。

 

アルコールとの飲み合わせで、特に注意が必要な薬について、おさらいしておきましょう。

 

解熱鎮痛薬

催眠導入薬

抗うつ薬/抗不安薬

利尿薬

高血圧治療薬

糖尿病治療薬

 

これらの薬に含まれる成分は、アルコールと薬の作用が重なることで、

薬の効果や副作用が増強される可能性があります。

場合によっては、呼吸困難や意識消失など引き起こす危険性があります。

 

解熱鎮痛薬

催眠導入薬

抗うつ薬/抗不安薬

抗てんかん薬

咳止め

抗凝固剤

結核治療(予防)薬

糖尿病治療薬

 

これらの薬に含まれる成分は、薬の分解速度がアルコールに影響されたり、

分解中に生成される毒性物質の量が変化する可能性があります。

そのため、精神の錯乱や体内の出血など、命にかかわる状態を引き起こす危険性があります。

 

抗生物質

抗てんかん薬

利尿薬

H2ブロッカー系の胃薬

 

これらの薬に含まれる成分は、薬が肝臓に作用するために

体内のアルコール分解に影響する可能性があります。

めまいや吐き気が生じたり、悪酔いしやすくなったりします。

 

また、薬だけでなく、ビールにワインにウィスキーなどいろいろな種類のお酒をちゃんぽんすることは、

酔いがまわりやすいと言われます。種類を変えて飲み続けることで飲み口が変わり、

思った以上に飲む量が増えてしまうことが悪酔いにつながると考えられています。

 

今年の2月に急逝して世の中に衝撃を与えたホイットニー・ヒューストンの死についても、

アルコールと薬の飲み合わせが報道されました。

 

お酒を飲むときには、常備薬も含めた薬やサプリメントの影響を考えるようにしましょうね。

 

この飲み合わせはいいのかなと思った場合は、お気軽にご相談くださいね。

 

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