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今週のドクターコラム

No.221
その痛み、もしかして肋間神経痛かも!

「胸が痛いのですが、もしかして、乳がんでしょうか?」

時々、女性からこのような相談が来ます。
女性の30人、あるいは20人に1人が乳がんになる、という統計もあり、女性にとって、大事な胸の「痛み」は確かに心配です。しかも海外にいると不安も一層増します。

ただし、乳がんであれば、胸が痛いというのは相当状況が悪く、しこりもさわってはっきりとわかるはずです。

しこりがなく、乳房の下辺りの骨から脇の下、背中にかけて痛い、つまりブラジャーのワイヤーが当たって痛いという状況だと、

「肋間神経痛」も考えられます!

初めて聞く方もいらっしゃるかもしれませんが、女性に多いのです。

通常、なんの前触れもなく、激痛が突然発作的に起こるということですが、鈍痛が繰り返す場合もあり、人それぞれです。

この肋間神経痛、実は、原因が不明で、海外生活や勤務のストレスによる場合も多く、うつ病の発症の前兆という専門家もいます。

診断ですが、まずは、血液検査によって内臓の疾患がないか、胸膜炎や肺炎は無いか、レントゲンやMRIで画像診断し、骨折や脱臼や外傷による血腫または椎間板ヘルニアを診断します。腫瘍などの組織はMRIによって診断し、様々な問題を確認していきます。
最初、どの科にかかるか、自分では判断しにくいと思うので、海外の赴任先の医療事情にもあわせて、我々がアドバイスさせていただきます。
もしかして?と心配でしたら一度御連絡ください。

 


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