眠れない
『ぐっすり眠るには、主観と客観のギャップをなくそう!』
【睡眠は主観と客観にギャップがある】
睡眠は、記憶に残らない生理現象です。
ですから、
私たちは、おとといの睡眠を思い出すことができません。
おととい何時に眠って、何時に起きたか・・・
それほどあいまいな記憶なので、
主観と客観にギャップが起こってしまいます。
つまり、
「全然眠れなかった」と言いつつ
実際には結構眠っていたり、
「たっぷり眠っている」と言いつつ
浅い睡眠ばかりをくりかえしていたり。
睡眠に関する自分の感覚は、
結構あてにならないものです。
【主観と客観のギャップがメンタル不調の指標に】
実は、この主観と客観のギャップが
メンタル不調のサインになります。
主観と客観の差が大きいほど、
メンタルの不調が強いと
考える、ということです。
治療が進んで
メンタル不調が改善してくると、
「私はこの睡眠で大丈夫」と
なります。
でも実は、
以前の睡眠とそれほど
変わらないこともあるのです。
主観と客観が一致してくれば、
こころも体も軽くなっていきます。
【ベッドで眠っていない時間をつくらない】
そこで重要なのが、
睡眠の記録をとることです。
下の図は、
睡眠の記録をつけるneru note(ネルノート)。
寝床についたのに眠れないと、
「全然眠れなかった・・・」といいがち。
でも、記録をみると
5時間は眠っていたり。
そして、上の図のように
自分が眠っていた時間が確認できたら、
その時間まではベッドに入らないようにする。
上の図では、23時なので、
23時までベッドの外で過ごし、
23時になって眠くなったらベッドにはいる。
こうすると、
「ベッド=睡眠」という記憶がつくられて、
すんなり眠れます。
睡眠時間は増えていませんが、
こころも体もスッキリです。
「ベッド=睡眠」の記憶を
ぜひ、鍛えてみましょう。