睡眠薬をやめるタイミングは?
【睡眠薬をやめるタイミングは?】
睡眠薬の飲み始めは、
生体リズムトレーニングのスタート。
飲めば眠れる、という考えでは
ずっと飲み続けることになってしまいます。
睡眠薬の力を
しっかり使うには、
「起床から4時間以内に光をみて、
6時間後に目を閉じ
11時間後に姿勢を良くする」
4-6-11睡眠の法則が必須です。
その上で、
睡眠薬を減らしていく
タイミングはどのように
見分ければよいのでしょうか。
【3つの兆候で減薬のタイミングを見分ける】
次の3つの兆候が
みられたら、
いよいよ減薬スタートです。
①「飲む前に眠気が出る」
週4日以上、
夜に薬を飲む前からあくびが出たり、
頭がぼんやりして眠くなるようになったら、
自前のGABAが脳を鎮静させる準備が整ってきたサインです。
②「朝に頭が働かないような残った感じが出る」
自前の物質が増えると、
少量の薬でも効果が出過ぎて起きた後にも
ぼんやりする持越し効果が出ることがあります。
③「飲んでも飲まなくても変わらない感じが出る」
最も重要な判断基準は薬との信頼関係。
やっぱり飲んでいるから眠れているのかも、
という気持ちがあるうちは、
上記2つが満たされていても
減薬のタイミングではありません。
生体リズムの力がつくと、
自然に服薬が億劫になってきたり、
飲んでも意味ないかもという考えになってくるので、
この感覚が出てくるまでは、
しっかりリズムを鍛えていきましょう。
【眠れるカラダづくりをしよう!】
朝は窓から1m以内に入る
夕方には眠らずに体を動かして体温を上げる
眠る前に足首を温め放熱を促す
耳から上の頭を冷やして眠る
これらで
生体リズムの力がつくと
この3つの兆候が出るので、
ここから
錠剤を半分や4分割に割って
2週間毎に減らします。
減薬を始めるときには、
必ず睡眠の記録をとりましょう。
減らす前と減らした後の記録が
さほど変わっていなければ、
減らした分の薬は余分だった、
ということ。
2週間毎、
事実確認をしながら減らしましょう。