就寝時間を守ると寝不足に?
規則正しい生活のためには、「早寝早起き」
だから、いつも同じ時間に就寝しよう!
こんな考えが睡眠不足の原因になってしまうこともあるんです。
数日就寝が遅くなると、予定がない日は「まだ何かできる」と思いがち。
これは、大脳が省エネを目指すために、以前の行動をパターン化して再現する、
という仕組みを使っているからです。
「こんな時間に眠るなんてありえない」
「まだ眠る時間じゃない」
「今眠っちゃったらもったいない」
そんな言葉が頭をよぎります。
大脳は、いつもと違う行動を企画する方がたくさんのエネルギーを消費するので大変です。
だから、早めに寝ているのは億劫に感じてしまう。
でも、大脳のパターン化に任せていると、寝不足になってしまいます。
【1週間で眠気がなくなり回復に2週間かかる】
大脳は、眠気に慣れる仕組みをもっています。
1週間就寝が遅くなると、その時間に感じていた眠気に気づかなくなります。
眠る前に「寝たいから眠る」という生理的な欲求がきていますか?
「時間だから眠る」という眠気が伴わない就寝になっていませんか?
夜に眠くなる大脳をつくり直すために、リズムを強化しても、
再び眠気が感じられるように回復するには、最短でも2週間かかります。
なにもいつもの就寝時間をかたくなに守らなくても、数分早寝してもいいんです。
就寝して8分以内に寝つけるならば、慢性的な睡眠不足の兆候なので、
数分でも早めにベッドに入ってみましょう。