薬漬けにならないために
【薬飲めば眠れる、ではやめられなくなる!】
眠れなくなると
睡眠薬を処方されることもあります。
「飲めば眠れる」
「眠れなければ薬をもらう」
この発想で
薬から抜けられなくなります。
睡眠薬を飲んだら
必ず眠る力のトレーニングを開始する。
これが鉄則です。
【ただ眠れせれば良いわけではない】
脳が眠るには、
脳の神経を鎮静させるGABAが
受容体を開きcl-が流入し
神経が鎮静されることが必要です。
これを助けるのが
一般に広く処方される
ベンゾジアゼピン系睡眠薬ですが、
抑制GABAを抑制した結果、
脱抑制でドーパミン活性に作用します。
ドーパミンは
依存性疾患の原因としても知られる物質。
ドーパミンは、
「増える前に行った行為を強化する」
という作用をもっています。
この作用で
薬をやめるのが恐ろしくなるのです。
【4-6-11睡眠の法則でトレーニングを】
そこで、
服薬開始と同時に
「4-6-11睡眠の法則」で
自前のGABAが増やします。
4-6-11睡眠の法則
「起床から4時間以内に光を見て
6時間後に目を閉じ
11時間後に姿勢を良くする」
睡眠トレーニングを始めて1ヶ月程度で、
患者さんは
「飲む前から眠くなってきた」と
言います。
これは、
自前のGABAが増えたことで
ベンゾジアゼピン系睡眠薬の作用が起こる前に
GABA受容体にcl-が流入し、
神経が鎮静されているサインです。
こうなれば、
ドーパミンによる依存作用が
起こらなくなり
「飲まなくても眠れるかも・・・」
という言葉が出てきます。
これで減薬スタートです。
そして薬から離脱。
眠るための服薬は、
服用開始から1ヶ月で
決着をつけましょう!