なぜ重い掛布団で落ち着く?
重い掛布団で眠ると、気持ちが落ち着く。
掛け布団は軽くて温かいものが良い、というのが一般的な発想でしたが、
なぜ、重たい掛布団を心地よく感じることがあるのでしょうか?
これには、筋肉の仕組みが関係します。
運動が不足すると筋肉が伸び縮みの信号を発信する値である閾値が上がります。
すると動きを感じにくくなり筋肉は強張ります。
それに対して、広い面積で均等かつ持続的に圧力が加えられると筋肉の閾値が下がります。
すると、動きへの感受性が回復して筋肉は緩みます。
これが落ち着く原理です。
裏を返せば、重たい掛布団で落ち着くということは、筋トレが必要という脳からのサインです。
激しい筋トレではなく、ゆっくりと持続的な筋トレが有効です。
特に、姿勢を支える役割を担う肩甲骨や骨盤内の筋肉を鍛えて、
緩みやすい体づくりをしていきましょう!