眠いはずなのにテレビを観てしまうのはなぜ?
【眠いはずなのにテレビを観てしまうのは、なぜ?】
眠いのはずなのに、
時間を与えられればいくらでも寝たいはずなのに、
なぜかだらだら
テレビを観てしまう・・・。
このとき
脳内では
ドーパミンによる
「報酬予測誤差」反応が起こっています。
自分ではどうにもできない脳の反応。
ドーパミンの性質を知ると
対策が見えてきます。
【予告でワクワクし、実際の報酬でがっかりする仕組み】
「この後すぐ!」と予告されると
脳内でドーパミンが上昇します。
しかし、
この反応はあくまでも
予告をされたときに起こるのであって、
実際の報酬を得るときは
ドーパミンは低下します。
こんな経験ありませんか?
CMが終わって
放送を見るとがっかり。
というか、
何を予告されていたかも
忘れている・・・
あおられた期待はしゅーっとしぼみ、
まるでなかったことのように。
問題はここからです。
がっかりすると
ドーパミンは
前の分泌された刺激に
過度に注意を向ける。
つまり、次に期待があおられるのを
待ち続けます。
そして「この後すぐ!」の予告。
この繰り返しで操られています。
【ドーパミンで脳が疲れ切ってしまう】
このドーパミンの反応は
消耗が激しく、
脳は疲れ切ってしまいます。
テレビをなんとなく切り上げられずにいた結果、
「なんか今日も疲れたな・・・」とぐったり。
仕組みが分かると、
自分の力では
どうにもできないことが分かります。
まずは、
テレビのリモコンを
定位置に置いて、
無意識にテレビをつける行動に
気づくところから。