朝起きられないときは入浴が遅れている
【朝起きられない意外な理由】
リモートワークで朝が起きられない・・・。
そんな相談が増えていますが、朝起きられない人に共通してみられる生活習慣があります。
それは、入浴時間が30分程度遅れていることです。
1日の始まりと終わりの時間帯を決める睡眠相は、時間の流れに従って後ろにずれがちになります。
朝の光や夜の暗さ、深部体温の上昇と低下などを能動的に作り上げておかないと、
自然に後ろにずれていき、夜更かし朝寝坊のリズムになっていきます。
就寝が遅く起床が遅くなる人の特徴は、入浴時間が遅いこと。
入浴後にやることは入浴前にはやらないので、入浴が遅れるとすべて遅れていきます。
涼しい季節になってきて、入浴により体温が上昇することが、
1日の深部体温リズムに大きく影響するようになってきました。
遅い時間に体温が上昇すれば、眠気も感じなくなり、それだけ無自覚に就寝は遅くなります。
そこで、まずは入浴を30分早めてみましょう。
早めてみると、夜の就寝前の時間帯に余裕が出て、ゆったり過ごせることに気づくはずです。
ついでに入浴中に浴室の照明を消して、脱衣所の照明だけにしてみると、
暗さによってメラトニンが増えやすく早めに眠くなります。
就寝前は誰にも邪魔されることなく、自分のためだけに使える時間です。
この時間をリッチな時間にできるように、入浴の前倒しでリズムをコントロールしてみましょう。