メールチェック衝動を回避せよ
【睡眠改善は結局働き方改革】
就寝前に頭が興奮して眠くない・・・。
隙間なく仕事をしていると、夜になったからといって急に交感神経活動は低下しません。
交感神経活動が高く心拍数が高いと、眠れたとしても睡眠の質は悪いです。
眠る前の工夫ではなく、根本的に解決するには、夜に鎮静する脳をつくる必要があります。
脳が過剰に興奮する原因の1つは、作業の合間のメールチェック。
やれやれと思った隙に、「何か来てるかな」とメールチェックの衝動が起こる。
脳は疲労すると抑制力を失うので、メールチェックの衝動を抑えることができない。
メールチェックをすると途端に内容に注意が奪われ、
元の作業を再開しても集中力が低下してしまう。
複数の作業を同時にこなさなければならなくなり、ますます疲労し抑制力を失う。
こんな悪循環になってしまいます。
そこで、メールチェック衝動が起こったら「キャンセル!」と頭の中でつぶやいてみて。
行動を抑制しているのは前頭葉の役割です。
衝動的な行動は一瞬の隙をつくることができれば、すぐに過ぎ去ります。
視覚を使うならば、暗幕を閉じたり、真っ白キャンバスを思い浮かべたり、
言語を使うなら「やめた!」「キャンセル!」と頭の中でつぶやいたり、
体の感覚を使うには、右手を押さえたり伸びをしたり。
衝動が起こったら必ずその行動をとるというルートを強化してしまえば、悪循環から脱却できます。
メールチェック衝動をやり過ごして、平穏な休憩を手に入れましょう。