健全な脳は噛んで作る!
最近、物忘れが多いな~と感じたことはありませんか?
「物忘れの相談」の背景に、しばしば食事を噛まない習慣があることがあります。
「噛む」ことでノルアドレナリンが増加し、前頭前野α2受容体が活性化し、ワーキングメモリが向上します。
ワーキングメモリは、必要なことを一旦脳内にストックしつつ、目の前の作業に集中する力です。
人の話を聞きつつ、さっき言おうと思ったことをタイミングよく思い出す。
このような状況を可能にしている力がワーキングメモリです。
ワーキングメモリが低下すると、気分の切り替えがうまくいかなくなることも明らかになっています。
しっかり「噛む」ことでドーパミンの注意制御も高まり、知的作業も気分の切り替えも、
うまくいくようになります。噛む動作によって支えられているのがわかりますね。
そうはいっても。私たちの環境は、早食い習慣や柔らかい食べ物など、噛む回数を増やすのが難しいですよね。
そんな場合は、食事を口に入れたら箸を置いてみましょう。
食事を口に入れ続ける手が止まれば、勝手に噛む回数は増えます。脳が健全に働くために、食事中に箸を置く。
早速試してみましょう!