片足立ちで睡眠不足チェック
自分の睡眠が足りているのかどうかは、いまいち自信が持てないものですね。私たちは、おとといの睡眠を思い出すことができません。睡眠に関する記憶が残っていないことが、私たちが自分の睡眠に自信が持てない理由です。
そこで、自分の睡眠が足りているのかチェックできる方法があります。臨床的には、起床から4時間後に、あくびやボーっとする、だるいなどの眠気に関する兆候がみられていたら足りないと判断します。これは、普段短時間睡眠の人でも、長時間眠る人でも該当します。6時起床の方は、10時の会議のときに、眠気が出ていないかをチェックしましょう。
同様に、子供の睡眠がしっかりとれているのかが心配、というのも、子育て中のサラリーマンに共通することではないでしょうか。普段、「ゲームばっかりしていないで早く眠れよ」なんて言いつつも、子供が実際に何時に眠っているのかは知らない。勉強や運動を充実させたり、情緒豊かな子に育ってほしいという思いから、子供には、しっかり睡眠をとってほしいと思われる方も、多いはずです。
子どもの睡眠をチェックするには、手軽な方法があります。それは、目を閉じて片足立ちをすることです。
目を閉じて片足立ちをし、30秒もたたずにふらふらして足をついてしまった場合は、睡眠がしっかりとれていない可能性があります。
睡眠がしっかりとれていないと、重力に対抗して体を支える筋肉である抗重力筋(あご、お腹、もも、ふくらはぎ、お尻、背中)の働きが低下します。すると、体の軸が傾き、猫背になったり、足を組んだり頬杖をつくようになるのです。
いつも姿勢が悪いな、と思ったら、睡眠が不足しているかもしれません。目を閉じて片足立ちチェックを試してみて、すぐにふらふらしてしまったら、10分でも15分でも早寝をして、睡眠の絶対量をかせいでいきましょう。