頭を冷やすと睡眠の質が上がる!?
【睡眠は脳を冷却する】
私たちヒトの脳は、
体重の2.2%の重さしかないのに心臓からの血流の20%を使います。
とにかくたくさんのエネルギーを使う臓器です。
どんどんエネルギーを使うと、どんどん温度が上がります。
議論が白熱した会議や研修後は、頭が熱くなることを経験します。
そのまま知恵熱がでたりすることも。
このオーバーヒートした脳を冷却しているのがノンレム睡眠です。
【眠りはじめの冷却が大切】
視索前野の働きで、ノンレム睡眠中には脳血流は
覚醒時の20%にくらべて数%まで低下します。
熱くなった脳を冷却することで、脳のダメージを防いでいるとも考えられています。
睡眠中の脳の温度は常に一定なわけではありません。
しっかり冷却効果を出したいのが眠りはじめの90分。
眠りへの入り方が重要です。
目を閉じてまどろむような時間の後、
「あ!あれやっておくんだった」
「明日、山田さんにあれ言うの忘れないようにしないと」
などなど、考えごとが浮かんでくるのが15分後。
こうなったら脳の温度はなかなか下がらず1時間くらい眠れなくなってしまいます。
【耳から上の頭を冷やしてスッキリ!】
そこで、眠るときに耳から上の大脳を冷やして冷却作用を助けてあげれば、
ぐるぐる考えごとからおさらばです。
柔らかい保冷剤や乾いたタオルを冷凍して、枕の上半分に敷いてみましょう。
眠りはじめをしっかり冷却して、バージョンアップした脳でバリバリ頑張りましょう!