睡眠時間と肥満の関係
【睡眠不足で太る!?】
太る原因は、食べ過ぎや運動不足と考えるのが一般的ですが、
寝不足が続いても太ってしまったという経験がある人も多いです。
睡眠と肥満は関係があるのでしょうか?
fMRIでファーストフードなどの不健康食品への脳の反応を調べた実験では、
短時間睡眠者で食物感受性領域と報酬系が活性化しました。
つまり、脳の中では食べることがご褒美になっています。
【睡眠が増えると食欲が減る!?】
一方で、肥満と判定された成人10人で2週間、睡眠時間を8.5時間まで延長した実験では、
食欲が14%低下、お菓子・塩辛い食品の摂取が62%減少しました。
こちらは食べることがご褒美にならない。
私たちは自分の意志で食べているように感じているので、
食べてしまうのは意志の弱さの問題・・・・と考えがちです。
でも、これらの研究から分かることは、睡眠時間の影響を脳が受けて、
食べているというより、食べさせられているのかもしれません。
睡眠を使って、脳の働きの主導権を取り戻しましょう!