眠っても疲れがとれない原因は?
どうも疲れがとれないな・・・と思ったら、就寝前にうとうとすることが習慣になっていませんか?
このうとうとは、睡眠中に分泌されるホルモンが関係しています。
【成長ホルモンが2回にわけて分泌される】
深い睡眠で分泌される成長ホルモン(GH)は、睡眠が制限されると二相性になります。
本来GHは、入眠直後に分泌が高まりますが、就寝前にも分泌が高まるようになり、
1日に2回ピークができます。
こうなると、夜遅くまで起きていても、本来眠るはずの時間帯に分泌が高まり、
GHの睡眠促進効果でうとうとしてしまうことになります。
これは、睡眠不足がつくられたことの反動で起こる現象ですが、
定着すると夜の睡眠で疲れがとれなくなってしまいます。
【うとうとの場所が決まっているはず】
就寝前にうとうとしているという人は、うとうとする場所を思い返してみると、
決まった場所(例えば、テレビの前のソファなど)でなっていることが多いです。
脳がそこに座ったらうとうとするということを記憶しているので、疲れていないときや
休日までそこに座ればうとうとするようになってしまい、肝心なベッドでの睡眠の質が低下してしまいます。
まずは1日でもよいので、疲れていない日を選んで、いつものうとうと場所に座らないようにしてみましょう。
思い切って早寝をしてみると、翌日には「やっぱりよく眠ると調子がいいな」ということに気づけるはずです。
これが体感できたら、徐々にうとうと場所に座らない日を増やしていけば、自然にうとうとしなくなります。