子供が昼寝で夜に眠れない?
保育園に通う子が夜眠らないんです・・・。
こんな相談を受けることが多いです。
年中以上(5歳以上)で昼寝をやめた実験では、夜の寝つきがよく保育園への行き渋りも減ったとのこと。
この時期は、しっかり脳を覚醒する力を高める必要があるので、長い昼寝が不要になります。
でも、保育園として昼寝自体をやめることは難しいです。
昼寝の時間は、先生たちが連絡帳に記入したり、イベントの準備をする時間になっていることが多いもの。
そこで、妥協点として静かにしているなら、無理に眠らなくてもいいと許可をもらってみましょう。
年中くらいならば、本人に「昼寝の時間に眠ってる?」と聞いてみれば、
「眠くないのに眠っている」とか「眠れない」とか、状況を教えてくれるはずです。
休日はしっかり遊んで、夜だけ眠るリズムで覚醒する力を高めてみましょう。
【子供が夜に眠くなると意外な産物が】
先ほどの実験では、もう1つ明らかになったことがあります。
昼寝をやめると、子供たちは夜に帰る頃には眠くてしょうがない状態になります。
これでは、食事や入浴などが大変になってしまうので、親の迎えが早くなり、延長保育が減ったそうです。
子供が早く眠くなってくれると、親としてはそのタイミングを逆算して仕事や家事の配分をします。
仕事が手早く終えられて、寝かしつけに手間がかからず、寝かしつけ後のリラックスした時間もとれます。
生体リズムを中心に考えてみると、いいことがいろいろありそうですね。