「パジャマを着たまま朝食」は肌荒れ注意
【パジャマのまま朝食をとっていませんか?】
朝起きると、襟首やわき腹がかゆくなって無意識にかいてしまうことがありませんか?
肌が乾燥しやすい人やアトピーがある人は朝起きた直後に体がかゆくなることがあります。
そんな方々に見られる習慣とは、パジャマのまま朝食をとること。
休日の朝は、ゆっくり起きてパジャマのまま過ごす。
こんな習慣がある方は、肌荒れ要注意です。睡眠中には汗で体の老廃物を排泄されます。
パジャマがしっかり汗を吸い取ってくれたら、朝には、そのパジャマにたくさんの雑菌が付着しています。
さて、脳は目覚めるときにヒスタミンが増加します。
ヒスタミンは脳を目覚めさせる物質ですが、同時にかゆみを生み出す物質でもあります。
かゆみ止めとして、抗ヒスタミン剤を使ったことがある人も多いと思います。
目覚めてヒスタミンが増加したときに雑菌が肌に触れていると、
ヒスタミンが増加しすぎてかゆみが生み出されてしまいます。
その結果、体がかゆくなってしまうのです。
【目覚めたらすぐにパジャマを脱いで】
そこで、目覚めたらすぐにパジャマを着替えてみましょう。
食事の準備を始める前にまず着替えてみる。
これを意識しているだけで、朝方の体のかゆみはかなり減らすことができます。
忙しい朝には難しいかもしれませんが、まずは、休日の朝から試してみてください。
【体のかゆみは睡眠不足のサイン】
このヒスタミンによるかゆみは、睡眠不足のサインにもなります。
あなたは、人に話をするときに、頬やまゆ、ピアスやネックレスなど、
顔や体を無意識に触ることがありませんか?
人と会話をすることは、脳を覚醒させる行為です。
脳を覚醒させるために、ヒスタミンが増加します。
普段から睡眠不足だと、脳が目覚めている覚醒水準が低くなります。
覚醒水準が低い状態から、会話で目覚めるには、
たくさんのヒスタミンが必要になり、急激に分泌されます。
その結果、敏感な部分がかゆくなり無意識に触ってしまうのです。
もし、あなたが、面接したり、人を評価する場面があったら、
その人が会話中に顔や体を触るかを見てみてください。
頻繁に顔や体を触っていたら、その人は睡眠不足で生活習慣が乱れがちなのかもしれません。
人前に出てシャキッと振舞うためにも、普段から数分でも早寝をして累積睡眠量を増やしておきましょう。