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睡眠の部屋

睡眠不足で太る原因は?!

私たちの体には、約100兆個の細菌が常在しています。 

そのうち90%は、消化管に生息していて、腸内細菌叢と呼ばれています。 

この腸内細菌叢が、私たちの生理機能に関与していることが明らかになっています。 

睡眠も、腸内細菌叢の関与が明らかにされています。

睡眠で関与が考えられるのが、代謝です。

 

 

睡眠不足

 

 

睡眠不足では、太りやすくなったり、糖代謝に異常をきたし、糖尿病のリスクが高まることが知られています。

 

【睡眠不足で腸内細菌叢が変わる】


ある実験で、睡眠を途切れさせたマウスでは、ラクノスピラ科が増加しました。
一方、無菌マウスにラクノスピラ科を加えると、脂肪が増え血中グルコースが上昇することから、

睡眠が途切れると太りやすく糖代謝に異常が生じやすいというメカニズムに、

腸内細菌叢が介在している可能性があることがわかりました。

睡眠不足では、ルミノコッカス科が増えるなど、他の細菌にも変化があり、
睡眠不足を続けた2週間後にもとの睡眠に戻すと細菌ももとに戻りました。

睡眠不足を慢性化させないことは、自分の中にいる「自分ではない細胞」に
働きやすい環境をつくることにあたります。

 

細菌の力で自分が成り立っていることを自覚し、働く環境づくりをしていくことが、

自分のパフォーマンスを高める最短の方法かもしれません。

 

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