ホーム > 睡眠の部屋

睡眠の部屋

目を閉じてデフラグ作業開始

食後のうたた寝で、脳には新しい神経が生まれます。

 

昼寝以前の記憶(細胞)でタグづけされていない細胞をアポトーシスで排除する。

タグのついた細胞だけが残り、空き容量ができて、新しい神経細胞が生まれます。

覚醒中はたくさんのことを経験するので、その経験を記憶した細胞をとっておき、睡眠中に不要な細胞を消去して空き容量をつくる仕組みです。

 

目を閉じればデフラグ作業開始です。

 忙しいときこそ目を閉じると脳に空き容量ができて新しい神経が生まれ、頭の回転率がUPします!ちょっとした隙をみて目を閉じてみてください。

 

ところで、このアポトーシスと細胞(グラニュールセル)が生まれるのが頻繁に行われる、可塑性の高い場所が嗅覚と海馬(記憶)です。

 

この2つは、成人してからも高い可塑性があり、新しい細胞は生まれ続けます。嗅覚は記憶と深い関係にあります。先ほどの必要な記憶をタグづけする役割が嗅覚の役割。ある出来事のときに嗅いだ匂いがタグとなって、その出来事を記憶した細胞はアポトーシスで排除されるのを免れます。

 

では、どんな匂いが良いのか?という疑問が出てきますが、匂いそのものより、その出来事のときの感情が重要です。同じ匂いでも、そのとき感じた感情によって、脳内の違う場所が発火することが知られています。匂いは感情反応によって残すか否かの判断をされた記憶のつくタグなんですね。

 

効率よく脳に空き容量をつくり、新しい細胞を生み出して、脳をフル回転させていきましょう!

 

カテゴリ



バックナンバー