昼間眠いを防ぐ脳の取り扱い方
【起床時間をそろえるほど日中が充実】
睡眠の質を高めるには
起床時間をそろえることが
重要です。
調子を崩して休職した場合、
復職するカギになるのが
起床時間がそろっていること。
例えば
平日6時起床で週末に寝だめをする場合、
1ヶ月の6時起床は73%です。
これを
生体リズムを固定する力が73%だと
考えます。
生体リズムの固定する力は、
そのリズムの割合で決まります。
固定する力が強いほど、
乱してもすぐに基準となるリズムに戻ります。
一晩徹夜したり
旅行で早起き、飲み会で夜更かししても、
1日でリカバリーできるわけです。
【できる日に%を上げる】
週末のうち
1日だけ6時起床ができていれば
6時起床は86%。
73%のときに比べると、
不規則になったときに感じる
日中の眠気やだるさが少なくなります。
起床時間は自分で決めてみましょう。
その時間にそろうのが
100%に近づくほど
日中のパフォーマンスは向上します。
起床1時間差は
そろっているとカウントします。
100%を目指していけば、
努力しなくても
自然にその時間に目覚めるように
なっていきます。
強い固定力で、
忙しい日常に対応できる
柔軟性を身につけましょう。
【週末の寝だめは脳の取り扱い間違い】
起床時間が3時間以上ずれている人に
メンタルの不調者がとても多いです。
週末に寝だめをする動機は
「脳と体を休めるため」ですが、
脳という内臓は、
起床時間をずらすとダメージをうける仕組み。
これでは、
取扱い方が間違ってしまい、
休もうとするほど
余計だるく、眠くなってしまいます。
起床をそろえることは、
規律正しいとかきちんとした性格など
倫理観や心理とは関係ありません。
ですから
「自分には無理」と思うことはありません。
食べ過ぎたら胃もたれするのと同じ。
寝だめをするとだるくなる。
それが脳という内臓です。
焦らず淡々と、
起床時間をそろえて100%に近づけましょう。