朝型にするにはいきなり早起きしないのがコツ
【早起きリズムにするにはいきなり早起きしないのがコツ】
朝起きられない人は
いきなり早寝早起きを
目指さないのがコツです。
それは、
生体リズムを調整するには
時間をずらすより
リズムのメリハリを
強化するのが先。
眠りのリズムをつくっている
生体リズムは、
そのメリハリを振幅、
スタートからゴールまでを周期、
1周期を位相といいます。
例えば、
深部体温には
高くなったり低くなったりする振幅があり、
1日のうちで1回ずつ最高になり最低になる周期があります。
6時起床の人は、
起床11時間後の17時に深部体温が最高になり
22時間後の4時に最低になる位相です。
【早起きにするのは位相を前にずらすこと】
例えば、
昼10時まで眠ってしまう人が、
6時起床の生活リズムをつくりたいと思ったら、
位相を前にずらしていくことになります。
ここで間違ってはいけないのは、
振幅のメリハリがないうちは
位相をずらすことが難しいということです。
10時まで眠っていて、
起きた後もぼんやりして居眠りしてしまう。
これは、
振幅の高低差が低く、
しっかり目覚めてもいないし、
しっかり眠ってもいない状態です。
このような場合は、
まず、
自分にとっての朝は10時として
10時起床夜中2時就寝をしっかりつくる。
昼間に
眠気なく起きている時間と
眠っている時間が明確になったら、
ここから起きる時間を早めていく。
この順番が基本です。
【あなたの声かけで相手を不眠にさせてしまうことも】
もし、
家族に朝起きられない人がいたら、
夜「いい加減に眠ったら」の声かけは酷。
相手は
生体リズムの振幅が少ないので
夜になっても眠気がない。
あなたに言われた通りに
無理に就寝をすれば、
ベッドで考え事をし、
「ベッド=考え事」という記憶がつくられて
ますます寝つきが悪く不眠が悪化することに。
まずは
実際に起きた時間から
窓から1m以内に入り、
16時間後の眠気をつくるところから
サポートしましょう。