手を動かしていないと睡眠が浅くなる!?
脳は使われた部位がその晩深い眠りに入ります。
使われれば使われるほど、睡眠も深く良質になります。
例えば、左手を拘束してその手を動かす右の運動野の一部を使えなくすると、
その晩この部位は睡眠が浅くなることが明らかになっています。
「睡眠は休むもの」
そんな認識を持って何もしない休日を過ごすと、
休んでいるのにぐっすり眠れなくなるかも。
【酷使した脳が深く眠るローカルスリープ】
昼間に作業をして酷使した脳の部位だけ深い睡眠が出ることが知られています。
これは局所睡眠(ローカルスリープ)という現象です。
部分的に深く眠った脳では、何が行われているのか。
それは、動作の反復です。
脳の運動野との連結は途絶えているので、実際に体が動いたりはしませんが、
昼間に習得した動作を反復して熟達させているのです。
今日より、明日が成長できるのは、この作用のおかげです。
慣れない作業を頑張った日はぐっすり眠れるということです!
手作業や体を使う仕事を意識的に増やして、ぐっすり深く眠り、脳を成長させていきましょう!