子供が睡眠中に首を振っている？！
「眠っている間に左右に首を振っているんです。これって何か問題なのでしょうか？」
こんな相談を受けることがあります。
睡眠中に反復する運動が首や足など大きな筋肉に見られたら、睡眠関連律動性運動障害かもしれません。
健康な乳児や幼児にはよくみられて、年齢が上がると消失するのが大半です。
赤ちゃんのころからみられることもあるので、実際にみると「大丈夫？」とびっくりしてしまい、
無理に起こしたり、動きを止めようとすることもあります。
また、首を振っているので、何か嫌がることをしたのではないか、
夢で嫌なことを体験しているのではないかと心配になることもあります。
【怪我のないように環境をつくりましょう】
体を動かしたり、首を前後や左右に振って、頭をぶつけてしまう可能性がありますので、
ぶつかって怪我をしそうなものは排除しておきましょう。
一度の動く時間の長さは15分以内です。
この現象がみられる割合は、9か月児で59％、18か月児で33％、5歳になると5％と、
乳児期ではよくみられて、年齢が上がると消失します。
安全を確保して見守ることができれば心配ないですよ。