集中しているはずなのになぜ寝落ちするのか
【集中しているのに寝落ちする?】
リモートワークが日常になり、職場への出勤という2つのスタイルを組み合わせて働く企業が増えています。
そんな中で、仕事に集中しているはずなのに寝落ちしてしまう、ということも。
眠気を感じていたわけでもないし、暇な作業なわけでもないのに、なぜ、寝落ちしてしまうのか?
これには、働くスタイルが関係しています。
【集中する、を定義し直す】
集中してるはずなのに前触れなく寝落ちする。
この背景には、脳の働きを支える自律神経が関係しています。
通常、私たちの体は、生命維持をする背側迷走神経系を危機管理する交感神経系が抑制し、
それを社会的な振る舞いをする腹側迷走神経系が抑制しています。
上位の抑制が外れると、下位システムが前面に出るという仕組みです。
人に声をかけられても気づかないような過度な集中状態のときは、交感神経活動が前面に出ています。
交感神経活動は、高代謝状態なので、同じ状態を長時間続けると働きが低下していきます。
交感神経活動が低下して抑制が外れると、背側迷走神経による低代謝状態になって寝落ちする。
これが職場やリモートワーク中に起こるのです。
この原因は過集中状態を自らつくってしまうことです。
声をかけられても気づかないような没頭こそが集中、という先入観を修正しましょう。
30分毎飲水して血流を確保し、90分毎に離席で脳のネットワークを調整し、
過集中を防止すれば寝落ちも防止できて1日のパフォーマンスが向上しますよ。