朝入浴前の病気予防
朝ランニングをしたり、入浴をする習慣は体に良いですか?というご質問をいただくことがあります。
朝は深部体温が上がり始める時間帯です。内臓の温度である深部体温は、起床から11時間後が最高になり、22時間後が最低になります。
例えば、6時起床の場合は朝方4時が最低体温です。運動や入浴で、朝の深部体温をしっかり上げると、夕方の体温ピークが上がる。すると、夜に急激に下がってぐっすりと眠れます。
しかし、朝は血圧が急激に上がるモーニングサージという現象があり、循環器疾患のリスクが高いです。
急性の心臓疾患も脳血管障害も朝の時間帯に発症することが最も多いです。
体にとって、朝は活動モードに切り替わる大きな山場なのです。
そこで、この山場をソフトに乗り切るために、起きたらまず暖かい飲み物を飲んでみましょう。
内臓を直接温めてから、朝ランニングや入浴をすれば、体への負担も減り、朝の体温も上がりやすいので一石二鳥です。
ちょっとした工夫で、病気を予防しながら元気に活躍したいですね。